リフレッシュ理科教室2010 現代テクノロジー講座 †
企画の趣旨 †
中学・高校の先生方に、最先端の科学技術に触れていただき、
授業や進路指導に役立てていただこうという企画です。企業や
大学などの研究機関から、研究開発に従事している技術者や
研究者を講師としてお招きし、その分野の基礎から、現在の
ホットトピック、その技術の社会的な波及効果などをわかり
やすく解説して頂きます。
また、機材を持ち込んでの演示実験なども行い、実際に最先端
技術に触れていただけるよう工夫します。さらに、関連分野に
ついて、中・高の理科の授業などに取り入れられる可能性のある
実験テーマや教材の紹介も行います。
参加資格は、以下のいずれかに該当する方です。
- 中学・高校の理科教諭(物理に限りません)
- 将来教諭を目指す大学生・大学院生
- 教育関係学部の大学教員、研究者、学生
- 小学校教諭
- その他、教育関係者
- 後援
- 兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、京都府教育委員会、京都市教育委員会、和歌山県教育委員会
開催日時・場所 †
- 開催日時
- 2010年11月27日(土) 13:30開始, 18:00終了予定 (終了後交流会を開催予定)
- 開催場所
- 情報通信研究機構 神戸研究所 未来ICT研究センター(最寄駅:JR大久保駅よりバスで10分)( http://www2.nict.go.jp/w/w103/intro/access.html )
- 参加費
- 無料 但し、要事前申込(申込受付中, 定員25名)
(交通費の一部補助もございます。ご希望される方はご相談ください。)
午前中授業などの担当があり、13:30開始に間に合わない方も、
途中から参加いただけるように配慮します。
プログラムを見ていただき、後半から参加可能ならお申し込み
下さい。
プログラム †
プログラム暫定版です。
- 13:30-13:40 開会のご挨拶
- 応用物理学会関西支部より会の趣旨説明も兼ねた簡単なご挨拶。
- 13:40-14:00 情報通信研究機構 関西研究所の紹介
- 14:00-14:40 未開拓領域テラヘルツ波が拓く新しい世界(情報通信研究機構 関西研究所)
- 光と電波の境界領域に位置するテラヘルツ(テラ(T)=10の12乗)波は、近年の半導体試料作成技術、レーザー技術等の発展に支えられて急速に技術開発が行なわれている。このテラヘルツ波は、携帯電話で使われている周波数よりも約三桁高い周波数の電波であり、大容量通信のためのキャリアとしての利用が期待されている。また、物質測定の面からも重要な周波数帯であり、美術品の分析を始め、物質計測のための研究開発も進められている。講演では、新世代ネットワーク研究センター 先端ICTデバイスグループの齋藤主任研究員に、様々なテラヘルツ波の発生、及び検出方法について報告して頂き、その応用に関して説明して頂く。
- 14:40-14:50 休憩
- 14:50-15:30 原子イオンによる量子コンピュータと原子時計(情報通信研究機構 関西研究所)
- レーザー冷却技術の発達により個々の原子イオンを静止させて、その量子状態を高度に観測、制御することが可能となってきた。こうしたイオンを用いて、ある種の問題を現在のコンピュータとは桁違いに高速に処理する量子コンピュータの動作実証がなされ、その技術を応用した18桁の原子時計は既に実用レベルまでに達している。イオンを用いた量子コンピュータと原子時計の研究動向、NICTでの研究の取り組みについて、新世代ネットワーク研究センター 量子ICTグループの早坂主任研究員に紹介して頂く。
- 15:30-16:10 超高速光通信を低エネルギーで実現する有機電気光学デバイス(情報通信研究機構 関西研究所)
- 大きな電気光学効果が見込める有機電気光学ポリマーは、超高速光変調や光電子融合回路などを低エネルギーで実現可能にし、情報通信技術に大きな省エネルギー効果をもたらす材料として期待されている。特に最近では、既存の無機材料を凌ぐ特性が得られてきており、電気と光を繋ぐコア技術として様々な分野での応用が活性化してきている。未来ICT研究センター ナノICTグループの大友研究マネージャーに、超高速光通信のための電気光学ポリマーデバイスの研究動向を紹介して頂くとともに、多岐にわたる今後の応用展開についても展望して頂く。
- 16:10-16:20 休憩
- 16:20-17:30 高校物理の光学の発展実験
- 太陽電池関係の実験と通信関係の実験を計画している。
- 17:30-18:30 情報通信研究機構 神戸研究所の見学
- 19:00-21:30 交流会
- JR大久保駅前からやにて参加者同士、また、参加者と応用物理学会メンバー(企業、大学)との交流会を開催します。学会メンバー
からは簡単な研究開発分野の紹介がありますので、話のきっかけにしていただければ
幸いです。交流会の参加は任意です。(なお、交流会開催費用(飲み物、立食形式夕食)
の一部負担として、参加される方は、1人1,000円の御負担をお願いします。当日徴収
させていただきます。)
申込方法 †
受付を開始しました。以下の情報を添えてメールでお申し込み下さい。
1.氏名 (応物 太郎)
2.ふりがな (おうぶつ たろう)
3.ご所属 (京都府立○○高校 or ○○大学○○学部)
4.ご担当、ご志望あるいはご専門 (例:物理担当教員 or 中学物理教員志望)
5.メールアドレス (受付完了の連絡に使用します)
6.特記事項 (もしあれば、例:午前中授業のため14:30から参加します)
7.交流会参加 (参加・不参加・未定のどれか。予定が入らない限り参加する予定でしたら参加予定とご回答下さい。)
メールアドレス techno2010( a )rika-kansai.jp "( a )は@と置き換えてください。"
事務局より、3日以内に受付完了のメールを折り返し送信させていただきます。
複数名のお申し込みは、代表者の方が一括して1通のメールで
申し込んでいただいてもかまいません。ただし、全ての方に
ついて1-7の情報をお願いします。
Access: 5399 from 2010/07/20
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